2012年1月18日水曜日

Bazaarで分散バージョン管理(共有リポジトリ作成編)


Bazaarで分散バージョン管理(作業ツリー作成編)からの続き

前回作成した作業ツリー(リポジトリ)をチームで共有できるように、
Subversion のような共有リポジトリを作成していきます。

※ 本来はHTTPサーバ等の上に作成させたほうがいいと思いますが、
    (やったことが無いので)ここではファイルサーバー等の上に作成していきます。


●リポジトリ初期化



ファイルサーバーまたはDropbox等、チームで共有できる場所に空のフォルダを用意します。
ここでは bzrrepository というフォルダを用意しました。

まず、フォルダ内のなにもないところで右クリックし、「Tortoise Bazaar」>「初期化」を選択します。


表示されたウィンドウで「新規共有リポジトリを作成」をONし、
「リポジトリ内に作業ツリーを作成しない」をONして「OK」を押します。



すると、フォルダの直下に ".bzr" という隠しフォルダが出現します。
隠しフォルダなのでエクスプローラの設定を変えないと見れません。
.bzr フォルダの中身は絶対に変更しないでください。


このあたりは作業ツリーの作成と殆ど同じですね。






●作業ツリーからtrunkへプッシュ



現段階ではリポジトリの中には何の情報も入っていません。
作業ツリーに入っている変更情報を共有リポジトリに追加していきます。

作業ツリーの何もないところで右クリックし、「Bazaar プッシュ」を選択します。


「場所」に 共有リポジトリまでのパス+"\trunk" を入力します。
trunk フォルダは存在しなくても自動で生成してくれます。

逆に trunk フォルダがすでに存在する場合は「すでにあるディレクトリを使用する」をONにしてください。


すると、trunk フォルダが作成されました。
trunk フォルダの中にも ".bzr" という隠しフォルダがあるはずです。


これで、他のメンバーは trunk フォルダからチェックアウトを行えば、
最新の main.c と define.h を入手できます。




●作業ツリーと共有リポジトリの結びつけ




結びつけを行うことで、作業ツリーの更新等が簡単になります。

作業ツリーから BazaarExplorer を立ち上げます。
「Bazaar」>「Work」>「ブランチの割り当て」を選択します。


「バインド先」に trunk フォルダまでのパスを入力し、「OK」を押します。


こうすることで、作業ツリーで行った更新、コミットと同時に
共有リポジトリへのプッシュ、プルも行なってくれます。

このため、Bazaarではプッシュ、プルをほとんど使わずに
Subversion と同じように使うことが可能です。


チェックアウト編へ続く。。。

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